地理B

先進国における都市化と都市問題

高校生の地理分野の基本的な内容を確認をしましょう!わからない言葉があればその関連の言葉まで確認すること理解が深まります。

この問題について

【対象者】
高校生

【目的】
系統地理の範囲である都市についての知識を深める。

【回答予想時間】
2分

【難易度】
★☆☆

【Q Creator】
Whitesky

【作成日】
2021年2月12日

問題

先進国における大都市圏の成長・衰退・再生について述べた文章として適当でないものを次の①~⑤の内から一つ選べ。

①都心部には中心業務地区が形成される。政治・行政機関、大企業・国際企業の本社・支社、金融市場が集積し世界都市へと発展する都市もみられる。

②都市の成長にともなって、都市域は郊外に拡大する。郊外で大規模なニュータウンの開発が進む現象はスプロール現象と呼ばれる。

③空洞化の進む都心部周辺では、低所得者や海外からの移民が老朽住宅に集住することがある。こうした地域における治安や衛生環境などの悪化は、インナーシティ問題と呼ばれる。

④先進国の大都市では周辺地域から労働力を吸引することにより過密化が進行し、地価も高騰するなど生活環境の悪化が問題となった。富裕層はよりよい生活環境を求めて郊外に移動する現象はサバーバニゼーションと呼ばれる。

⑤衰退した都市内部を再開発し、オフィスや高級住宅地が建設される都市もみられる。低所得者が流出し高所得者が再び都心部に流入する現象はジェントリフィケーションと呼ばれる。

回答 

解説

先進国の大都市、都心部にC.B.D.(Central Business District)と略記される中心業務地区が形成され、官庁や企業の中枢管理機能が集中し、経済や金融面で世界とつながる世界都市へと発展している都市がみられます。ニューヨーク、ロンドン、東京などが該当します。よって、①は正しいです。郊外には、大規模なニュータウンが開発されることも多いです。ただし、大規模なニュータウンは計画的に建設されます。スプロール現象は、都市化地域の無秩序な拡大であり小規模な虫食い的宅地化です。スプロール現象が起こることによってさまざまな社会基盤が混在し交通渋滞などの問題が発生しやすくなります。よって、②は誤りです。インナーシティ問題とは都心部が衰退して発生する諸問題であり、治安や衛生環境の悪化も含まれます。よって、③は正しいです。サバーバニゼーション(suburbanization)とは、郊外化という意味であり、インナーシティでスラムが形成されるようになったり、大都市の過密化したりするようになると、富裕層はよりよい生活環境を求めて郊外に移動する現象です。よって、④は正しいです。ジェントリフィケーション(gentrification)とは高級化という意味であり、インナーシティの老朽化した街区やスラム化した街区を再開発により高級化した場合に比較的豊かな人々が流入する人口移動現象です。よって、⑤は正しいです。

ソーホー(SOHO)

壁のアート

参照https://ourlifeisajourney.net/2015/02/soho-nyc/

上の写真は、ジェントリフィケーションの代表例として挙げられることの多いアメリカにあるソーホー地区です。

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